
出産時の医療事故で障害を負った娘を生後113日で亡くした公認心理師の女性が、全国で「命の授業」を続けている。母校の福井商業高校(福井市)でも今月登壇し、「命が今、ここにあるのは奇跡の積み重ね。自分を大切に、前に進んでいって欲しい」と語った。
女性は福井市の矢代恵利さん(50)。母校では8日、1年生約300人を前に「高校時代はテニス部でキャプテンでした。3年間で身についたのは、つらいことがあっても立ち上がっていく力です」とあいさつ。「だから私は今、はい上がって皆さんの前に立てています」と続けた。

娘の姿月(しづき)ちゃんが生まれたのは2004年。スクリーンに、満開の桜の木の下で大きく膨らんだおなかに手をあててほほえむ自身の姿を映し出すと「どんな未来を想像しますか」と問いかけた。妊娠34週、29歳だった。
だがその後、姿月ちゃんは医…








