
東大阪市に「三香堂」という創業100年の化粧品メーカーがある。広告宣伝をせず、その分、研究開発にお金をかける。そんな愚直な商売が実を結び、商品は全国およそ500の化粧品店で取り扱われている。ただ、会社には悩みがあった。慢性的な人手不足だ。昨年、ある作戦をしたところ……。
創業は、1926年3月。福島・会津若松の海産物問屋の主が、従業員たちの皮膚疾患を何とかしたくて漢方を研究、特殊な液を開発した。そして、より多くの人に使ってもらいたいと化粧品にして販売を始めた。
この化粧品は黄金色。オパールのように美しく輝くお肌をという思いをこめて、「美容原液オパール」と名づけた。
そして、商売を拡大するため、大阪に出た。戦争中は休業していたが、敗戦の翌年、事業を再開。70年ほどまえ、東大阪に拠点をうつす。
およそ500にのぼる化粧品…

