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初リーグ初白星を挙げた桑原樹七段=2日、名古屋市の日本棋院中部総本部

 第51期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は2日、17歳の史上最年少リーガー、桑原樹(いつき)七段が伊田篤史九段に335手までで黒番中押し勝ちし、初リーグ3戦目にして初白星を挙げた。伊田は手痛い黒星で1勝3敗と苦しい星並びとなった。

 伊田は序盤、常形から離れた奔放な打ち回しで桑原を未知の展開に誘導。研究の蓄積に頼れず終盤に至るまでゼロから解を探る険しい読み合いに終始した。中盤に桑原が抜け出たが、伊田は自軍の弱い石の手当てをせず、陣地獲得に走るシノギ勝負に出た。

 桑原がパンチを決めるか、伊田がかわして勝負形に持ち込むかが焦点となった中盤、桑原は中央の伊田の大石を強襲。伊田は必死にしのぎ、累が及んだ下辺もしのいだが、今度は左下隅の自陣を支えきれず桑原に献上。

 桑原は左下隅から左辺にかけて大地を築き、はっきり優勢に立った。その後の伊田の勝負手にも安全策を採らず真正面から応じ、追い込みを許したものの中盤のリードの大きさがものをいい、逃げ切った。

 昨年12月開幕の今期名人リーグは、序盤ながら無敗は芝野虎丸十段(2勝0敗)のみ。2位グループに許家元九段、余正麒九段、本木克弥九段(各2勝1敗)がつけ、井山裕太碁聖(1勝1敗)が続く。桑原は福岡航太朗七段、村川大介九段と並ぶ1勝2敗の第3集団に加わり、伊田は暫定ながら1勝3敗の最下位に落ちた。

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