
2月15日付朝日歌壇の入選歌40首をお届けします。選者は永田和宏さん、川野里子さん、佐佐木幸綱さん、高野公彦さんです。
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永田和宏選
失職にもろ手を挙げて歓喜する人が居るらし国会議事堂(宇陀市)赤井 友洸
どの党も減税を言う選挙戦我らを甘く見てはいないか(観音寺市)篠原 俊則
我が国を五十二番目の州にすると言ってくれれば目が覚めるのに(半田市)石橋美津子
羽ばたかず風に浮かんだ鳶たちがゆるりと移る琵琶湖の東(京都市)後藤 正樹
除雪車は行きつ戻りつ空港のライブカメラの無音の中を(高岡市)池田 典恵
小文字一つ間違え送れぬメールなり文字汚くも届く郵便(鳥取市)山本憲二郎
握手では想ひ溢れてしまふからハイタッチして出づる父の病室(堺市)中井 光世
安青錦は国を背負っているなんて言われなくなる日が来るといい(出雲市)塩田 直也
背中からどんなに強く抱かれても凍った胸はあなたを拒む(関市)薫田 泰子
口遊(くちずさ)むまるたけえびすにおしおいけそぞろ歩きの室町通(神戸市)喜多 清
【評】赤井さん、解散すなわち失職のはずなのに、それに万歳をする人たちがいるという不思議。篠原さん、まことに国民を見くびっているとしか思えない公約がどの党からも。石橋さん、それもあるかも知れないと思ってしまうところが怖い。
川野里子選
にぎやかに孫をお風呂に入れ…






