Smiley face
写真・図版
三井淳平さん=東京都内、門間新弥撮影

 組み立て玩具「レゴブロック」で作った作品は、アート=芸術か。レゴビルダーの三井淳平さん(38)はそんな「問い」を抱いて、昨春から東京芸術大の大学院で学び始めました。きっかけは、米ボストン美術館の「あなたの作品をアートとして展示したい」という一言でした。

 ボストン美術館に展示されたのは、葛飾北斎の浮世絵「富嶽(ふがく)三十六景 神奈川沖浪裏(なみうら)」をブロックで表現した作品だ。「企画展の中で、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタインのアートと並ぶ、とんでもない場所に飾られていた」

アートとは? 「問い」を受け取った

 アーティストたちが参加するイベントにも登壇したが、生い立ちやレゴ歴に関する質問が多く、作品の意図を深く問われることはなかった。「自分なりに準備し、言語化して行った。でも結果的に話す機会がなくて、少しモヤッとしたんです」

 そこで、今回の経験で「アートとは何か」という「問い」を受け取った、と考えることにした。知見を深めようと昨年、芸大大学院の門をくぐった。

写真・図版
横幅10メートルに及ぶ伊藤若冲「鳥獣花木図屛風」をモチーフにした作品=三井さん提供

 幼少期からレゴブロックで遊…

Share.