Smiley face
写真・図版
村瀬佳史(むらせ・よしふみ) 1990年、東大経済学部卒業、通商産業省(現経済産業省)入省。資源エネルギー庁電力・ガス事業部長、内閣府政策統括官などを経て、2023年7月から資源エネルギー庁長官。

インタビュー連載「電ゲン論」

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働について、花角英世知事が同意を表明しました。福島第一原発事故を起こした東電が再び原発を動かすことについては、賛否が割れています。各界の有識者らにインタビューし、様々な見方を聞きました。

新潟県民に同意は得られたのか

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)をめぐり、花角英世知事が再稼働を容認する考えを表明しました。再稼働への不安や東電への不信感が県内で根強いなか、政府はなぜ再稼働が必要だと考えるのか。資源エネルギー庁の村瀬佳史長官に聞きました。

 ――政府は昨年3月、新潟県などに対して地元同意のプロセスとなる「理解要請」をしました。それから知事の判断まで、1年半以上かかりました。

 「まずは花角知事の判断に感謝を申し上げます。事故を起こした東電に対する不安はいまだに強いものがある。知事がそうした実情も踏まえて、県民の意思を確認するプロセスを丁寧に進めてこられた。国としても、不安や懸念の声に真摯(しんし)に向き合ってきました」

 ――東電に対する不信感は…

Share.