
豊富な湧出(ゆうしゅつ)量を誇り、泉質の良い温泉が九州・山口に点在する。一般社団法人「純温泉協会」代表で、鹿児島県出水市の湯川内温泉「かじか荘」を運営する山口貴史さん(54)=大阪府吹田市=に魅力を聞いた。
2026ふろ探求 最終回
九州・中国地方には個性豊かな湯があります。2026年は千年に一度の〝おふろ(026)の年〟。各地のふろ文化をたどります。
――純温泉協会とは
自然のままの温泉を守る活動をしています。2019年に立ち上げ、塩素系薬剤や入浴剤を浴槽に入れない、循環・濾過(ろか)に依存しないなどの条件を満たす会員施設をホームページで紹介しています。現在の会員は全国約120施設で、九州・山口に約30施設。純温泉の良さを広く知ってもらうため、講演やテレビなどに出演しています。
――「源泉かけ流し」をうたう温泉をよく見かけます
「源泉かけ流し」や「天然温泉」には基準がなく、自然のままの温泉ではないことに疑問を感じたのが、協会発足のきっかけになりました。衛生面は重要ですが、塩素系薬剤で消毒すると、湯の性質を変え、香りや肌触りも別物になってしまうことがあるからです。
――九州で温泉に「目覚めた」そうですね
大学が福岡で、その後も仕事…









