
将棋の藤井聡太名人・竜王(23)=王位・棋聖・棋王・王将と合わせ六冠=が7日、大阪府高槻市の関西将棋会館で、自身にとって2026年初の公式戦に臨み、勝利した。終局後、「かなり久しぶりの対局で、反省点もあったが、同時に充実感も感じながらの対局でした」と笑顔を見せた。
将棋界に八つあるタイトル戦の一つ、第11期叡王戦(不二家主催)の本戦。伊藤匠叡王(23)への挑戦権を16棋士が争うトーナメントの1回戦で、山崎隆之九段(44)との対局だった。
振り駒で後手番になった山崎九段が四間飛車を採用し、藤井名人・竜王は居飛車穴熊の堅陣を築く展開。「予想もしていない形になった」と局後に藤井名人・竜王。
持ち時間各3時間で、夕方ごろ終盤に突入したが、「ほぼ互角の形勢のまま、両者1分将棋に突入した」との評判だった。「基本的に分からないまま指していた」という藤井名人・竜王だったが、最終盤で山崎九段にミスが出て、「最後の最後に1手勝ちの形になったかな、と感じました」。藤井名人・竜王は激戦をそう振り返った。
一方、敗れた山崎九段は「自分にとっても新年の1局目で、(対戦することも難しい)藤井六冠との対局。なんとか食らいついてギリギリのチャンスのある将棋に出来るようにという気持ちで、ずっと過ごしていました」と本局への思いを明かし、「バランスを取るのが難しくて、一手一手迷いながら指していました。ちょっと苦しいかなと思いつつ、(それでも形勢は)難しいんじゃないかなと思っていたんですけど……。最後、絶対やっちゃいけない手を指してしまった。もう少しギリギリの将棋が続いていたと思う。そこは非常に残念」などと本局を振り返った。

藤井名人・竜王にとって、大…














