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復興・減災フォーラムでは「人間の復興や尊厳」をテーマに議論された=2026年1月11日、兵庫県西宮市
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 関西学院大学の災害復興制度研究所が主催する「復興・減災フォーラム」(日本災害復興学会共催、朝日新聞社後援)が11日、兵庫県西宮市で開かれた。「頻発する激甚災害からの人間の復興――被災者・被災地の尊厳を守るために」をテーマにしたシンポジウムがあった。会場とオンラインを合わせて約100人が参加した。

 シンポでは、加藤泰史・椙山女学園大教授が特別講演した。関東大震災後に「人間の復興」を主張した経済学者、福田徳三(1874~1930)の思想について、「『物の復興』ではなく、人間の尊厳に値する生き方への権利『生存権』に基づく復興を求めた」と解説。現在の復興では「その理念が適切に共有できていない」と指摘した。

 また、同研究所の山泰幸所長も登壇した。「暮らしや文化など混然一体となった『風土』も被災する。その復興は人間存在の復興の象徴的表現だ」と言及。復興は「現場で一番困っている人の声を聞くことが重要」として、「互いの尊厳が守られ、安心して語り合う場をいかにして確保するかが核心的課題だ」と訴えた。

 パネル討論もあり、同研究所顧問の岡田憲夫・京都大名誉教授がコーディネーターを務め、山所長と関谷雄一・東京大教授(応用人類学)、南正昭・岩手大教授(土木計画学)、福島県飯舘村の地域おこし会社「MARBLiNG」代表取締役の矢野淳さん、映像作家の有馬尚史さんが参加し、議論した。

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