
高市早苗首相が20日の施政方針演説で、「裁量労働制の見直し」を表明しました。裁量労働制とはどんな仕組みで、なぜ今、見直しを検討するのでしょうか。ポイントを解説します。
この記事のポイント
①裁量労働制とは
②メリットは?
③デメリットは?
④なぜ今見直しなのか?
⑤今後の議論のポイント
①裁量労働制とは
普通の働き方(通常の労働時間管理)では、就業時間(例:午前10時~午後6時)が決められ、それ以上働いた場合はその時間に応じて残業代が出る。
しかし、裁量労働制には違うルールが適用される。実際に働いた時間ではなく、あらかじめ一定時間働いたとみなして賃金を支払う。
この、働いたとみなす「みなし労働時間」はあらかじめ労使で決め、いつ、どれだけ、どのように働くかは働き方の「裁量」(自分の判断・決定)に任されている。
みなし労働時間が1日9時間であれば、実際に働いた時間が、8時間であっても10時間であっても、9時間働いたとみなされ、賃金が払われる仕組みだ。
裁量労働制は、実際の労働時…






