
目も鼻もなく生まれた娘の「生きる意味」とは――。在米日本人女性の手記に基づくミュージカル「SERI(セリ)~ひとつのいのち2026」が19日から、東京都内で上演される。視覚や言葉を持たない重複障害児の心の動きを身体表現で描く。大人たちが自身の弱さや先入観に気づき、命の本質を見つめ直す姿が、美しい旋律とともに紡がれる。
舞台はニューヨーク(NY)。千璃(せり)の誕生から18歳までが描かれ、こんな歌詞が響く。
♪あきらめない 無理して笑ったりしない SERI SERI 強がったり 我慢したりもしない SERI SERI 伝えられない でも信じることをやめない
元客室乗務員の母・美香にとっては初産。会計士の父・丈晴が立ち会っていると、産科医が「写真はやめろ!」と遮る。生まれた娘には眼球がなく、額から鼻へ骨が斜めに走るなど顔がゆがんでいた。
「千璃は誰かを変える力を持つ」
娘を連れ帰った後、美香はつ…








