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インタビューに答える大山加奈さん
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 サッカーワールドカップ北中米大会で活躍した日本代表のGK鈴木彩艶(ざいおん)選手は、中学時代の「休養」が飛躍のきっかけとなりました。所属した浦和レッズの育成組織の杉尾一憲コーチ、バレーボール元女子日本代表の大山加奈さんと、子どもとスポーツのあり方を考えました。

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 浦和のジュニアユース(中学年代)でGKコーチをしている杉尾さんは、鈴木選手が中2の時、休養をほかの選手より1日多い「週3日」とする決断をした。

 鈴木選手の両親の身長などから「将来的に身長が180センチ前後にとどまる可能性がある」という予測があった。杉尾さんは「彼は180センチでもプロになったと思う。ただ、世界で活躍したいという思いをかなえるには、もう少し高い身長が目指せるような環境設定をした方がいい」と考えた。本人や両親に理由を説明した上で、約半年間、休養を多く取らせたと振り返る。

 クラブ内では、一人の選手をある意味で「特別扱い」することに議論も起きたそうだが、杉尾さんは鈴木選手の将来を第一に考え、周囲を説得した。鈴木選手は取材に「練習を休むことは嫌だったけど、クラブの期待を感じた。プロになりたい、ではなく、ならなきゃいけない、と思うようになった」と語った。

長時間練習に後悔 「余白の時間も必要」

 朝日新聞では5月に「『180cmで止まる』と予測された鈴木彩艶 大器育てた休養と議論」という記事を配信。内容に共感し、自身のSNSで拡散してくれたのが大山さんだった。

 五輪に出場したトップアスリートであり、2児の母親でもある大山さんは「娘の一人がバレーボールをやりたいと言ったけど、安心して預けられる場所がないと悩んでいた」と明かす。だから、杉尾さんのような考え方が「バレーボール界にも広がればいい」との思いで発信したそうだ。

 自身は長時間練習が当たり前の環境で育ち、それがのちに故障につながった後悔があった。「余白の時間も絶対に必要」という言葉に、実感がこもっていた。

  • 「180cmで止まる」と予測された鈴木彩艶 大器育てた休養と議論

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