
(19日、プロ野球 阪神タイガース7―5中日ドラゴンズ)
直近6試合で打点なし。結果がともなわない状況を、阪神の近本光司は楽しむ心持ちがあった。
数字が出ない時こそ「新しいことに取り組める」。そして「今はすごく楽しんで野球ができている」と言う。
2点を追う一回、先頭で快足を飛ばして内野安打をもぎとり、反撃の口火を切った。オフにしっかりと仕上げ、「動きはいつもよりいい」という体があってこそだ。森下翔太の二塁打で生還した。
六回は同点の2死三塁で打席へ。「なんとか得点につなげたかった」と、低めの変化球を右前にはじき返し、勝ち越しの適時打にした。
過去7年、コンスタントに数字を残してきたが、どんな選手にも調子の波があることを分かっている。
プロ1年目の2019年からリードオフマンとして活躍し、159安打を放って長嶋茂雄さんが持っていたセ・リーグの新人記録を塗り替えた。そこから常にキャリアハイを追うことは苦しい。時に後退することも、変わるためには必要だという持論がある。
だからこそ、数字に一喜一憂しすぎることはない。
171センチの体で、バットを短く持ちながら強く振る。右足を高く上げる独特のフォームは、日によって高さが変わるほど繊細だ。毎日の試行錯誤で、近本にしか分からない「新作」を生み出している。
「打てた、打てなかったよりそっちの方が楽しい」
現在は打率2割前半をさまようが、作品は季節の深まりとともに仕上がっていく。「まだ20試合くらい。ゆっくりいきましょう」
- トラの1番打者の別の顔 子どもたちへの「ギフト」にこめた原点
連勝の湯浅「みんなで力を合わせて」
大山(神) 五回2死から同点に追いつく左前適時打を放ち、5試合連続安打をマーク。「チーム全員で同点にできたことがよかったと思う」
湯浅(神) 救援して2戦連続の勝利投手。「野手の方のおかげ。ブルペン陣で勝てるようにと思って、みんなで力を合わせて頑張れた結果」
佐藤(神) 三塁打、ソロなどで3打点。「いい状態を継続したい。目の前の試合に集中して、勝ちを積み重ねていきたい」















