
《明日死のう、明日死のうって考えて、今日で何日目だ》
関東地方の男性(18)は高校3年生だった昨春、インターネットの掲示板にこう書き込んだ。
幼い頃から父親との関係に悩んできた。機嫌が悪いと暴言を振りまき、同じような文句を延々と言い続ける。携帯電話の使用も禁じられ、母親のものを使って投稿した。
周囲には打ち明けなかった思い、ネットには
周囲に悩みを相談できる人はいなかった。高2以降、4回自殺未遂をした。入院したこともあったが、理由を聞かれても言葉を濁すだけだった。
でもネットには、そのときの気持ちをそのままはき出せた。ネガティブな投稿だけでなく、音楽家になりたいという夢や、誰かの役に立ちたいという願い……。親ではなく、親を毒親にした世間を恨んでいるという書き込みもした。

《親だって結局他人なんだ。私たちの悩みも気持ちも全部わかった気になって何にもわかっちゃいない。勝手に期待される私の気持ちがわかる?わからないでしょお前らなんかに》
高校を卒業し、就職してからは家にいなければいけない時間が減った。車を購入し、家から逃げられるようにもなった。
なぜ家族や友人、学校の先生などではなく、ネットだけに本音を打ち明けることができたのか。
「自分のことを理解して欲しいわけでもないし、少し話しただけで理解されるのも気持ち悪い。書き込んで、受け止めてくれる人がいるだけ。そんな空間が良かった」
自殺する子どもは過去最多。しかしその要因がわからず、大人は頭を抱えています。要因の分析と対策が急務となる中、ネットの投稿を通して、亡くなった子の声も聴こうという試みが始まっています。
亡くなった子のSNS、37万字を分析
厚生労働省の統計によると…
