
23日のプロ野球ドラフト会議で、健大高崎(群馬)の佐藤龍月(りゅうが)はオリックス・バファローズから3位指名を受けた。涙がほほをつたい、「この順位で指名されると思わなかった。うれしい」と話した。
高校野球の2年半で、酸いも甘いも味わった。
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「けがをしていない人の目から見れば、不完全燃焼かもしれない。でも自分としては目標をもって一日一日やり切れたので、完全燃焼と言えます」
中学で世代別の日本代表に選ばれ、「高卒プロ」をめざして神奈川から進学した。入学直後から活躍し、2024年春の選抜大会は2年生エースとして初優勝に導いた。
だが、春夏連覇を狙った夏の甲子園大会の直前に左ひじのけがが発覚。メンバーから外れ、8月末にトミー・ジョン手術(左ひじの内側側副靱帯(じんたい)再建術)を受けた。
実戦復帰までは最短で8カ月。期間の限られた高校生活を思えば、在学中にこの手術をする選手はそう多くない。
佐藤にとっては将来のプロ入りを見据えた上での決断だったが、「高校球児としての夢」も諦めなかった。
「今までの自分と違う姿になって、夏の甲子園で投げる」
投げられない日々は、自分の投球スタイルを見つめ直す機会と捉えた。
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