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保育士の育成をめざして協定を結ぶ名古屋短期大の大谷岳学長(左)と小学館アカデミーの喜田力社長=2025年11月13日、愛知県豊明市栄町、松永佳伸撮影

 名古屋短期大学(愛知県豊明市)は、2027年度から保育科に通信教育課程(仮称、定員150人)を新設する。13日には、全国約60カ所で保育園などを運営する小学館アカデミー(東京都千代田区)と連携協定を結んだ。新規採用する高校新卒者や資格を持たない職員が、同短大の通信教育課程で学び、保育士などの資格取得をめざすという。

 同短大は、保育科と現代教養学科、英語コミュニケーション学科(24年4月の入学生を最後に募集停止)の3学科がある。1955年に設置された保育科は東海地方を中心に約1万5千人の保育士を送り出してきたものの、25年度の学生数は278人で、21年度の490人から約4割減少している。

 通信教育課程の新設には、学生数の減少に歯止めをかけ、全国から学生を確保する狙いがある。

 一方、保育園では全国的に保育士不足で、一部では資格を持たずに働ける保育補助員が現場を支えているという。

 今回は、学生を確保したい同短大と、働きながら資格を取得してもらうことで、保育士らを増やしたい小学館アカデミーの思惑が一致し、連携協定の締結につながった。

 学習はオンラインを中心に現場実習もあり、必須となる対面の授業は同短大と東京に設ける。同社は、入学金と3年間の授業料など計約65万円を全額負担するという。

 協定では、保育・福祉人材の安定的な確保と専門性、質向上を目指す。同社は27年度から高校新卒者を採用する計画で、通信教育課程の制度を案内し、希望する無資格の社員と合わせて10~15人程度の入学を見込んでいる。

 同短大の大谷岳学長は「多様なニーズに応えるため、短期間に低コストで優秀な人材を育てる短大のメリットを生かし、保育士不足の解消につなげていきたい」と話す。同短大は、通信教育課程について、これまでに県内の社会福祉法人や学校法人合わせて9法人と協定を結んでいる。民間企業と協定を結ぶのは全国でも珍しいという。

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