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太平洋工業の本社=岐阜県大垣市

 創業家主導の自社買収(MBO)による株式非公開化を進めている自動車部品製造の太平洋工業(岐阜県大垣市)が21日、株式公開買い付け(TOB)期間の6度目の延長を決めた。10月にはTOB価格を4割引き上げたが、株価はさらに上昇。株主がTOBに応募しづらい環境は変えることができていない。

 当初のTOB価格は2050円だった。だが、株価がこの金額をすぐに上回ったため、同社はTOB価格を引き上げざるを得なくなった。10月23日には当時の株価を約6%上回る2919円に引き上げたが、株価は再びそれを上回った。21日の終値は3125円となった。

 TOBを成立させるには、少なくとも発行済み株式の62.02%の応募が必要だ。だが、市場ではより高く同社株が売れるため、TOBに応募してもメリットがない状況が続く。この日、第三者のコンサルティング会社に依頼して、5年後までの事業計画などをもとに算定した株式の本源的価値が、最大でも2453円だと公表した。

止まらぬ「物言う株主」の株買い増し

 同社株を巡っては、「物言う…

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