Smiley face
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講演する田中耕一さん=2025年9月、京都府精華町、国際高等研究所提供

 希望した研究室はあみだくじで外れ、入れなかった。第一志望だった家電メーカーは面接で落とされた。教授の紹介で名前も知らなかった会社に入ったが、配属先は希望とは異なる部署。人生、思い通りにいかない。でも、それが思いのほか、よかった。「人間万事塞翁(さいおう)が馬」だから――。

 これは2025年9月、けいはんな万博の会場(京都府精華町)であった講演会で、02年にノーベル化学賞を受賞した島津製作所の田中耕一さんが語った言葉だ。

 講演会では、12年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大iPS細胞研究所名誉所長の山中伸弥さんも登壇。参加者に好評だった。

 講演の後には「未来対話セッション」と題したコーナーもあり、高校生や大学生が2人に質問した。

 「すべきことの優先順位をどう決めているか」という質問に、山中さんは「私は60を過ぎて、人生の秋。自分がやりたいことをやっている。でも、高校生のみなさんは、やっぱり、勉強してくださいね」と笑いを誘った。

 この時の講演動画を、特に若い世代に見てほしいと、公益財団法人・国際高等研究所などが公式サイト内で配信中だ。動画は2時間13分。今のところ、配信終了の予定はない。

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