ハトレースが趣味だった故放駒理事長=2010年、国技館、古川透撮影 弟子だけでなく、師匠の故放駒(はなれごま)元日本相撲協会理事長(元大関魁傑)も、ひと味違う趣味の持ち主だった。それは、ハトレース。 ハトには特殊な能力があり、北海道の稚内で放っても、東京の自分の小屋まで戻ってくることができる。訓練したハトを遠隔地で放ち、自宅までの距離と所要時間から割り出した、平均の飛行速度を競うのがハトレースだ。 この帰巣本能を利用したのが伝書バトだ。戦前、戦中、そして戦後もしばらくの間、ハトは重要な通信手段だった。 いまは東京・築地にある朝日…