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 麻疹(はしか)は、「患者が1人確認されたら、すぐに対策が必要」となる感染症です。病気の特徴や、どのような対策ができるのか、まとめました。

この記事のポイント

(1)どのような病気なのか?
(2)どうやって感染するのか?
(3)患者数が増えている?
(4)海外の流行状況は?
(5)予防するには?
(6)大人世代はどうすれば?

(1)どのような病気なのか?

 江戸時代には「麻疹は命定め」と言われていて、日本では古くから生死を左右する病気と考えられていた。医療の整備状況も影響するが、途上国ではいまも致死率は5~6%と言われる。

 感染すると通常、10日間ほどの潜伏期間を経て発症する。発熱やせき、鼻水といった風邪のような症状が表れる。2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹がみられ、高熱は数日以上続く。

 肺炎や中耳炎を伴うことも多い。まれに脳炎になることもある。さらに、まれだが、回復後、数年~十数年後に認知機能の低下や運動障害などを生じる「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」を発病することもある。SSPEは進行性の難病で、確立した根治療法はない。

写真・図版
麻疹(はしか)への注意を呼びかける厚生労働省の資料

 感染力がきわめて強く、命にかかわる重大な病気につながる可能性があるので、「1例起きたらすぐに対策が必要」と言われる。

(2)どうやって感染するのか?

 感染力はとても強い。接触や…

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