
NHK経営委員会の古賀信行委員長は23日、NHK会長選考の議論の一部について、今後公開する方針を記者団に語った。経営委員会は8日、来年1月で任期が切れる稲葉延雄会長の後任として井上樹彦副会長を新会長に選任したが、議論の詳細は明らかにされていなかった。
経営委員会は7月に会長の指名部会を立ち上げて人選を議論してきた。古賀氏は「どういう観点でどんな議論をしたのか、きちんとプロセスがわかる形で見せないとだめだと思う。(1月に新会長が就任して)新体制になってから公開する」と話した。
どういう形で公開するのかは今後検討するという。3年ごとに会長の選考があるため、「試行錯誤の形跡を残し、次につなぐ」ことが狙いだと説明した。
会長選考をめぐっては、その時々の政権の意向が働いてきたとされている。古賀氏は新会長選任後の今月8日の会見で、こうした政治家など周囲の意見について「色々な声が寄せられる。しかしそれに対して受け答えを一切やめた」と強調。「経営委員の皆さんにも根回しなく、予定調和のない形であえて進めてみた」と話していた。
この日も選考プロセスについて、「親切心で意見を言ってくる人、そうなったらいいなと思って要請してくる人。なかったわけじゃないが、私しか聞いていないから、(経営委員は)誰も知らない。聞かない方がいいと思えば聞かなかったことにした」と振り返った。














