
定員割れが続く広島県竹原市の竹原高校と忠海高校の二つの県立高校について、市の設置した有識者委員会が19日、現在ある2校を廃止して高校1校を新設することが望ましいとする報告書を今栄敏彦市長に提出した。市は、報告書を元に県教育委員会への要望書案を作り、市総合教育会議で協議したうえで、11月に県教委へ提出する予定。
報告書では、幼児教育から高校教育まで一貫の「探究的な学び」を進めるために、一定規模の学級や学年の規模を確保することが必要とし、高校を1校へまとめることが望ましいと結論づけた。新設の高校は既存の2校の校舎を活用するとしたが、どちらの場所に置くかは結論を出さなかった。
市によると、2校は定員割れが続き、24年春の入学定員に対する充足率は竹原高が48.8%、忠海高は70%だった。市内の中学校・義務教育学校を卒業した生徒のうち2校に進学する生徒も2割台にとどまっている。
市は昨年5月に有識者や教育関係者ら計10人による検討委員会を設置し、7回の協議を重ねてきた。


