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オスロ大学での平和フォーラムで被爆体験を語る小倉桂子さん(中央)=2024年12月11日午前10時4分、オスロ、上田潤撮影
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 長い主婦生活の中で、「(自分が)世の中にできるものは何もない」と感じてきたという被爆者の小倉桂子さん(88)=広島市。広島大学の女性活躍促進賞「メタセコイア賞」を先月、受賞した。「42歳になって私の新しい人生が始まりました」という。

 先月19日の記念講演会で、半生を振り返った。小倉さんは、8歳の時、広島の爆心地から2・4キロで被爆した。大きな松の陰にいてけがは免れたが、水を求める負傷者に足首をつかまれても何もできず、黒い雨も体験。放射線の影響におびえ続けた。

 広島女学院大学に進学して英語を学んだが、結婚後は「ずっと長い間、主婦をしてきました」と話す。

 夫は、広島平和記念資料館の館長や、歴代広島市長の通訳を務めた小倉馨(かおる)さん。子育てや義父母の世話などに追われ、気づけば40歳になっていた。

 「英語も平和もあなたの仕事。私は世の中にできるものは何もない。夜になると泣いていました」

「現在の私をつくってくれたのは…」

 1979年、41歳の時に…

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