
それはとても意外な光景だった。私の知る中道改革連合の階猛(しなたけし)氏(59)は理論派で実務家タイプ。SNSを使いこなす政治家のイメージはない。それなのに、息子とインスタライブをしている。
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「父さんはさ、顔も怖いし、言動もきつめに見られてるから気をつけてよ。もう少し、笑えたらいいんだけど」
俳優として活動している息子の晴紀さん(26)が言うと、「まじめなことを言うときはどうしてもそうなっちゃうんだよな」と父親の顔を見せつつ、政治の話をする。
中道・階猛幹事長が親子でインスタライブに臨んだわけは?
2月13日にあった中道の代表選に立候補し、小川淳也氏に敗れた。ライブはそれから2日後で、テーマは「代表選反省会」だった。
インスタライブとは、アプリを使って動画を中継し、それを見ている人が同時進行でコメントや「いいね」を送ることができる。アイドルがテレビでは見せない素顔を見せたり、ファンからのコメントに反応したりするため、アイドルとファンが直接つながる空間として人気を集めている。
先日、直接、階氏にたずねた。なぜ、インスタライブを? 路線変更ですか?
答えはシンプルだった。「聞く耳を持って欲しいからですよ」
国会での力を失った党の幹事長として、再建を担う。ただ、どんな政策を訴えようと、主張をしようと、なかなか世の中に聞いてもらえない。この現状を変えるには、この人の話なら耳を傾けようかと思われるような存在になることだと階氏は考えている。息子の前で失言について反省する姿もさらけ出す。そのツールがSNSなのであり、政策で勝負する路線を変えるつもりはない、という。
ライブの録画は約4万9千回再生された。他の政策動画に比べ、桁違いに多い。
「政治が『私化』している」宇野重規・東大教授の指摘
一方、「朝3時から勉強会」「関西弁のおばちゃん」とキャラクターを前面に出したのが高市早苗首相だ。
宇野重規・東京大学教授(政…







