Smiley face
写真・図版
石川県吹奏楽連盟が開催した指導者認定講習会=2026年4月18日、金沢市、同連盟提供
  • 写真・図版

 公立中学校の部活動の指導を地域に委ねる「部活動改革」が全国で進められるなか、石川県吹奏楽連盟が、地域クラブの指導者を認定する取り組みを始めた。部活動の地域展開を円滑に進め、吹奏楽の普及と地域貢献を目指す。

 少子化や学校の働き方改革などを背景に、国は今年度からの6年間で取り組みを本格化させるとしている。そこで、指導者の確保や地域の受け皿づくりが課題の一つとなっている。

 18日、金沢市の金沢歌劇座の一室に80人が集まった。県吹奏楽連盟が初めて開催した指導者認定講習会だ。作曲家で昭和音楽大学教授の後藤洋さんが講師となり、改革をめぐる経緯や全国での好事例を紹介。「難しいことはあるが、支援したり、交流を深めたりして、大人がコーディネートしていくことが大切」と呼びかけた。

 講習会は、吹奏楽部の顧問や外部指導者だけでなく、指導を志す大学生や保護者、元教諭らも対象。1回受講してリポート審査に合格すると、認定指導者として登録される。連盟は年に3回程度の開催を予定しており、将来的には人材バンクとして指導者を紹介できるようにと構想している。

 金沢市の部活動地域展開推進室のコーディネーターも務める、県吹奏楽連盟の田中一宏理事長は「講習会で、地域移行に大人がかかわっていく機運を高めるとともに、指導者を掘り起こして多くの人が吹奏楽を楽しめるようにしたい」と話している。

 連盟は6月に次回の講習会を開く予定。問い合わせは同連盟へメール(ishikawa@ajba.or.jpメールする)で。

Share.