
将棋の新人棋士・岩村凛太朗四段(19)が19日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第39期竜王戦(読売新聞社主催)6組ランキング戦1回戦で中七海女流三段(27)に勝利し、デビュー戦を白星で飾った。
今年の詰将棋解答選手権で藤井聡太名人・竜王(23)に次いで準優勝を果たすなど、詰将棋の創作・解答の世界では既に著名な存在となっている大型ルーキー。今期、タイトル初挑戦を果たした気鋭の女流棋士が初戦の相手となった。
流行中の相雁木(がんぎ)となった一局。序盤で「三段時代から隠し持っていた技で、公式戦で実現したらいいなと思っていた手順」を繰り出してリードを奪うと、少しずつ優位を拡大する快勝譜を描いた。
局後は「デビュー戦の結果は、見て下さっている方々に強く印象に残るものだと思うので、勝てたことはシンプルにうれしいです。対局がずっと楽しみで、早く指したいなという気持ちでした」と振り返った。
持ち時間各5時間の対局は人生初。棋士養成機関「奨励会」での各90分からは異次元の世界だが「もともとの長考派の感覚を取り戻して手応えがありました」と力強く述べ、今期竜王戦での目標を「勝てるだけ勝つこと」と語った。
岩村四段は東京都練馬区出身。飯塚祐紀八段門下。4歳で将棋を始め、小学5年で棋士養成機関「奨励会」入会。中学生で三段リーグに加わるなど注目を集めた。今年4~9月のリーグで昇段を決め、10月1日付で四段に。2022、23年に詰将棋界最高の栄誉である看寿賞を受賞している。






