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朝日新聞が情報公開請求した神戸市教育委員会の「事実上の処分一覧」=2025年11月12日午後8時11分、神戸市中央区、宮坂奈津撮影

 神戸市立の小・中・特別支援学校で2025年4~9月、非公表だった教諭らの処分が24件あった。そのうち、児童や生徒に直接被害があったのは12件だった。

 市教育委員会によると、処分内容は言動の悪質性や過去の類似事例に照らして判断するという。原則公表される懲戒処分(免職、停職、減給、戒告)に至らない訓戒処分の内容を朝日新聞が情報公開請求した。

 市教委への取材によると、5月に中学の男性常勤講師(75)が、授業中に生徒が騒がしく何度注意しても聞かなかったとして、生徒の口をふさぐように養生テープを貼ったという。その後、男性講師は「反省しなさい」と言いながら床に座り込んだ生徒の両手を持って引きずり、教室の外に出したとして、文書訓戒処分を受けた。

 男性講師が被害生徒の担任に伝え、発覚した。市教委は「注意を重ねた末の行動だったことを考慮した」と処分理由を説明した。

 また、特別支援学校で3月、実験の授業などの補助を担当する女性実習助手(54)が、教室に戻ろうとしない生徒に対し、頭から消毒用のアルコールスプレーを1回振りかけた。女性助手は「気持ちを切り替えさせるため、びっくりすることを起こすとよいのではと考えた」と説明したという。

 この場面を見かけた担任が管理職に報告し発覚。女性実習助手は口頭厳重注意処分を受けた。市教委は「言動は問題だが、動機が生徒のためだったこと」を処分理由としている。

 ほか、小学校の女性教諭(46)が、ほかの児童を殴ったとする児童に事実関係を確認した際、はっきりと答えなかったため、手のひらで頭をたたいた▽中学校の女性教諭(45)が顧問を受け持つ吹奏楽部の練習でうまくいかないと「あほ」「いらつく」などと複数の生徒に発していた、などの事案があった。

 市教委は処分した教諭らに対面で口頭指導を実施しているという。

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