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現役時代の春日国=2019年1月29日、川崎市

 「お金は10倍以上違う。番付の差はとても大きい」。元幕下朱鷺(とき)ノ若の永井史弥さん(41)はそう語る。

 群馬県出身。182センチの体格を見込まれ、当時の湊親方(元小結豊山)に誘われて中学卒業後に入門した。

 十両以上と違い、幕下以下に毎月の給料はなく、2カ月ごとに本場所で手当が支給される。序ノ口の手当は当時で7万円程度。本場所後、部屋所属の行司から手渡しでもらった。お金は部屋の方針で1年間、おかみさんに預けられた。

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 新人時代の買い物は兄弟子に頼まれてコンビニなどに行くくらい。お金を使う機会は少なく、支出は浴衣のクリーニングやけがの薬代が多かった。

 相撲部屋では原則、本場所後1週間の休みを除けば部屋のちゃんこはタダで食べられる。住まいも用意され、家賃はかからない。現役当時、待遇に不満を感じたことはなかったが、「改めて振り返れば、待遇は良いとは言えない。その厳しさが頑張るモチベーションになった」

 入門から13年で幕下に昇進した。序ノ口と比べて手当は倍増したが、序ノ口と幕下の場所ごとの手当の差は月額にならすと4万円程度。関取の待遇から見れば、「どんぐりの背比べ」だった。

 十両になれば毎月100万円…

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