
故郷についてたずねられたときだった。
「止まらない相撲を心がけていましたね」
大相撲秋場所の千秋楽。支度部屋で義ノ富士(25、本名・草野直哉)はしみじみと言った。
初日から5連敗を喫したが、以降は10日目からの6連勝を含む9勝1敗。最終的に9勝6敗と踏ん張り、2場所ぶりの勝ち越しを決めた。
続けて報道陣から「地元にあきらめない姿勢を見せられたのでは」と問われると、義ノ富士は笑って応えた。
「そうですね。だいぶ後付けですけど」
熊本県宇土市出身。あの日は帰省中だった。
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「下から突き上げるような感…
