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 中国が抱く高市早苗首相への不信感の根底には、対中強硬派、親台湾派として支持を集めてきた、これまでの政治姿勢がある。高市氏は「対話にオープン」としながらも、厳しい対中世論も背景に関係改善への腰は重い。これまで、中国にどのような考えを持ってきたのか、著作などを通してたどる。

 高市氏は首相就任前の24年に出版した「日本を守る 強く豊かに」で、こう記している。

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首相官邸に入る高市早苗首相=2026年11月2日午前8時54分、岩下毅撮影

 「2022年は『日中国交正常化50周年』だった。しかし、はたして、この50年が本当に『正常化』だったと言えるのか。正しくは『日台断交50年』『日中国交樹立50年』と呼ぶべき年だと考えている」

 原油や液化天然ガス(LNG)の大半が、台湾南部のバシー海峡を通過してくるとして、「台湾有事が発生したら『日本の生命線』は断ち切られる」「『台湾を第2の香港にしてはならない』という強い思いを持っている」などと主張した。

 25年9月の自民党総裁選の出馬会見でも「台湾有事は日本有事。(台湾と)実務関係を強め、情報交換を行っていく。いざという時のシミュレーションをしておく」と強調した。

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 歴史認識をめぐっても、高市氏は持論を述べてきた。特に中国や韓国が警戒したのは、植民地支配と侵略に対する反省とおわびを明記した村山談話の「無効論」だ。

 「村山談話は『侵略』という文言を使っているが、当時の国家意志は『自存自衛』だった」。10年の雑誌Willの対談で、こう答えた。そして、首相になったらまず何をするかとの問いに、こう返した。

 「新たな歴史見解を発表して、村山談話を無効にする」

 中国は高市氏を「保守一辺倒の政治家」とみなし、就任前から警戒してきた。石破前政権時に中国が日中関係の改善に動いた背景の一つには、2024年9月の自民党総裁選で高市氏が決選投票に進んだことへの警戒もあったとみられている。

 高市氏の総裁就任後に中国とのパイプ役だった公明党との連立も解消され、中国はさらに警戒感を強めた。

持論を封印も、Xに投稿した会談写真

 一方、高市氏は25年10月…

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