気温と体感温度はどう違う?

東京・藤井陽平さん(小5)からの質問

 ののちゃん エアコンの設定温度って本当に合っているのかな。外の気温と同じ27度に設定しているのに、部屋の中ではずいぶん涼しく感じるよ。

 藤原先生 それは体感温度のことだね。人が感じる暑さや寒さは気温だけでは決まらないんだ。たとえば湿度が高いと、水分が蒸発しにくくなるので、蒸し暑く感じる。冷房は気温だけでなく湿度も下げるので、涼しく感じやすい。でも、それだけではないよ。

 のの どういうこと?

 先生 冷房で27度の設定だと、暑くなった部屋を27度に下げるようにエアコンは働く。室温が設定温度に近づいてきたらエアコンから吹き出す空気の風速や温度は落ち着くけど、それまでは急いで部屋を冷やそうとする。実際に測ったら、冷房のかけ始めに吹き出し口から出る空気が15度ほどだったこともあったそうだ。

 のの えー、そんなに冷やしているんだ。

 先生 それに、部屋のどこにいるかによっても体感温度は変わるよ。

 のの そうか、エアコンの風が直接当たる場所にいたら涼しく感じるね。

 先生 屋外でも日なたと日陰では全然違う。強い直射日光のエネルギーは1平方メートルあたり1千ワット近くになる。これは、物の表面の温度を10度以上あげることがあるほどの強さだ。熱くなった地面やアスファルトなどからも赤外線などで熱が周囲に伝わる。これらを「放射」と呼ぶ。気温、湿度、風速、放射の四つの要素が体感温度を大きく左右するんだ。

ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問は、住所、名前、年齢(児童・生徒は学年も)、連絡先を書いてこちらへ。science@asahi.com

 のの そうなんだ。体感温度…

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