【GLOBE特集】日記のひみつ(1)=全6回
日記がブームだといいます。手書きの日記帳が若者によく売れ、個人の日記の出版も相次いでいます。一日の終わりに、その日を振り返って思いをつづる。SNSで誰もが簡単に発信できる時代、そんなアナログな営みに光が当たったのはなぜなのでしょう。中学1年生のころから日記をつけているという俳優の上白石萌歌さん(26)。書くようになったきっかけは? どんなときに読み返すのか? なぜ続けられるのか? 日記にまつわるあれこれを聞きました。
かみしらいし・もか 2000年、鹿児島県生まれ。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリ受賞。12歳でドラマ『分身』にて俳優デビュー。adieu(アデュー)名義で音楽活動も行っている。
――日記を書くようになったきっかけを教えてください。
小学生のとき、宿題ノートみたいなのがありました。漢字を書く欄、計算をする欄のほかに、日記のコーナーというのがあって、6年間ずっと書いていました。宿題ノートは先生が目を通してコメントをくれるものだったのですが、着眼点や書き出しが面白いと褒めてくれたり、みんなの前で発表してくれたりして、それがうれしかったですし、自分で文章を書くことや、自分の中から何か引っ張り出して形にすることって面白いなと思いました。本格的に日記を書き始めたのは中1のときで、母親がこどもの日か何かのときにノートをプレゼントしてくれて、自分でここに日々あったことを書きためていくのって面白そうだなと思ったのがきっかけです。
――小学生のときに日記に書いていたのはどんなことでしたか?
今日はこんなことがありました、こんなことを考えました、と、すごく簡単なものでした。10行ぐらいかな。たぶん誰しも同じような宿題をやったことがあると思うんですけど、私はそのころから自分の周りに起きたことを文章にすることってすごく面白いなと思うようになって、夏休みの宿題で日記を毎日書くのもぜんぜん苦じゃなくて、毎日コツコツ書いていました。
――中学1年のときから今まで、ずっと書いているのでしょうか?
毎日絶対書かなきゃいけないっていうふうに書いているのではなく、3日に1回とか、特に書きたいことがあった日にうわっと書いているときもありました。ただ、今使っている日記帳は3年連用日記(同じページに3年分の同じ日付が載っているタイプ)なので、できる限り毎日、書けないときも後から振り返って書いています。たまに1年後の自分に質問したり、今やっていることはどうなっているのかとか、今悩んでいることはどう解決しているかなとか。
――3年日記を使っているのは何か理由があるのでしょうか?
姉(俳優の萌音さん)が3年日記をやっているのを聞いて、私もやってみたいなって言ったら、去年の誕生日に姉がくれたんです。姉も日記は毎日欠かさずやっているんですよね。3年日記だと、今日書かないと1年後、2年後の自分を悲しませるな、と思ってなるべく書いています。あと、この3年日記の紙質がすごく良くて、滑りやすいんです。なんというか、選挙の時に使う投票用紙みたいな質感。ツルツルした感じで、すごく好きなんです。

――内容はどういうことを書いていますか?
10代のころの日記を読み返…
