
教科書に落書き、一度はやりませんでしたか……? 「特別じゃない日」をテーマに描く漫画家・稲空穂さん。今回はメイクがうまくなりたい高校生を描いた短編「勉強熱心」に込めた思いを聞きました。
偉人もメイク上達に〝一役〟
ファッション雑誌に載っているメイク術をまねするも、うまくできない女子高校生。
友人に「練習だよ練習」といわれ、日本史の授業中にも、教科書に載っている「豊臣秀吉」にメイクをしていたところを、教師にみつかり、怒られます。
放課後、教師はメイクを施された数々の歴史の偉人たちを思い出して、こっそり笑うのでした。

ちょっとした「歴史書」かも
作者の稲空穂さんは、「私はあまり勉強が得意な子どもではなかったので、よく教科書に落書きをしてしまっておりました。今では何を書いていたのか覚えていませんが、授業が進むにつれて、同じ速度で落書きも増えていったように思います」と振り返ります。
友だちと落書きを見せっこしたのも、良い思い出です。
けれど、教科書は、進級するたびに手放してしまうもの。
「今思い返せば、とっておけばよかったなあと少し惜しい気持ちになります。授業中の自分を思い返すことのできる、ちょっとした『歴史書』だったのかもしれません」と悔やみつつ、「きっと、見返したら笑ってしまうようなものばかりだったでしょうね」と思いをはせました。
マンガ「特別じゃない日」
老夫婦や女子高校生、主婦、小学生、バイトの青年……小さな街で、それぞれの人たちのささやかな幸せがふとしたきっかけでつながっていく物語を描いています。SNSでは「日常の小さな思い出がこんなに胸に響くなんて」「心があたたかくなる」と幅広い世代の支持を受けています。現在、「特別じゃない日」の7作目となる新刊「特別じゃない日 時をむすぶ本」が発売中です。
- マンガ「特別じゃない日」の詳細はこちら
◇
稲空穂(いな・そらほ) 静岡県出身・在住の漫画家。会社員を経て2017年に「おとぎ話バトルロワイヤル」(KADOKAWA)でデビューし、「特別じゃない日」で日常をテーマにした作品に挑戦中。実業之日本社から7集が書籍化されています。Xアカウントは@ina_nanana
ニュースが身近になるメディア「withnews」
https://www.asahi.com/withnews
TikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnews
YouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel![]()
