
「AIについてきっと質問されると思っていました。作り手を守るためガイドラインやルールを作らねばならない。アーティスト、シナリオライター、プロデューサーらが一堂に会して話し合う機会を、アヌシーで近い将来作ります。アヌシーはアニメに携わるあらゆる立場の人が集まる場なので、それを生かして議論をリードしていきたい」
こう語るのは、世界的に権威のある仏アヌシー国際アニメーション映画祭を主催する文化協力事業公社「CITIA」のミカエル・マランCEO(最高経営責任者)。日本のコンテンツ産業の国際競争力強化を目的としたNPO法人「映像産業振興機構(VIPO)」から声を掛けていただき、来日したマランさんにインタビューすることが出来ました。1976年生まれで2001年にCITIAの前身の組織に入り、2018年からCEOを務めています。
インタビューの初め「すいません、アヌシー行ったことないんです」とわびました。国際的に注目されるアヌシーの受賞結果などを報じてきましたが、「アルプスのベニス」と呼ばれる美しい湖畔の街を訪れたことはなく……。ベルリン、カンヌ、ベネチアの世界3大映画祭なら会社も出張として認めてくれるんですけどね。退職後に自腹で行くしかないか。
アヌシーは1960年に始ま…
