
高校野球のマネジャーのあり方を考える「マネジャーサミット」が1月18日、東京都内で開かれ、硬式と軟式野球部の15校の男女約50人が参加した。
3回目となる今年は「指導者と選手の関係を円滑にするためにマネジャーは潤滑油になれるのか」がテーマ。
参加者は班に分かれ、自校での仕事内容や指導者、選手との関係を紹介しながら話し合った。高校マネジャー経験者の社会人や大学生がオブザーバーとして加わり、アドバイスした。
班ごとの発表では「マネジャーと指導者で活発に意見交換することで、選手と指導者で認識の違いがあった場合に軌道修正しやすくなる」という意見や「選手との性別の違いで関わり方に悩むマネジャーは多い。競技経験がない人が多いので、まずは野球を勉強し、熱量を高く持って活動する」などの声が出た。
また、「部員が多いチームでは指導者の目に留まりにくい選手が出てくる。そんな選手の打率や役割での成功率、練習や試合を通じた成長などをデータにまとめ、指導者に伝えれば指導者や選手から信頼を得られるのでは」という提案もあった。
同サミットは工学院大付(東京)の塚本和也助監督(31)が呼びかけて2024年に始まった。野球部のマネジャーといえば、道具の準備やノックのサポート、飲料の用意や補食づくりなど、ともすると「雑用係」のようなイメージが強いと感じていた。
塚本助監督はマネジャーもチームの戦力として、どういう役割を担ってもらえるか、意見交換の場を設けたいと思っていたという。
呼びかけに新宿(東京)や立花学園(神奈川)など8校が応じ、昨年は11校、今年は15校と参加校は年々増えている。
今年、初参加した市川越(埼玉)の嶋村花乃さん(2年)は「選手との関係性など他校との違いが分かって面白かった。他校の取り組みを参考に仕事内容をレベルアップしていきたい」。中学生で参加した穎明館中(東京)の中島みのりさん(3年)は「高校野球のマネジャーの考え方などを知れて勉強になった」と話した。
塚本助監督は「指導者や選手と違って、他校との交流の機会が少なく、活動の悩みを周囲に相談できないマネジャーは多い。マネジャー同士の交流が広がり、『戦力』としての役割の幅を広げていければ」と期待を込めた。









